ディープでクールな街・高円寺

杉並区にある、JR中央線の高円寺駅。
この界隈はアンダーグラウンドなミュージシャンが集まるライブハウスや個性的な小劇場、隠れ家のような飲み屋、おしゃれな古着屋などが集まり、ディープでクールな街というイメージがあり、若者に人気です。
また、日本三大阿波おどりの一つである東京高円寺阿波踊りが、盛大に開催されることでも知られています。

人気の街ですが、暮らしやすい街であることも見逃せません。
高円寺駅の北側には3つの商店街が伸びており、南側にも2つの商店街があります。
駅周辺に5つも商店街があるので、買い物に困ることはありません。
特に南側の商店街にはアンティックショップや古着屋など、おしゃれなお店が集まっています。
また、高円寺の高架下の商店街は高円寺ストリートと名付けられており、有名なアジア雑貨店の元祖仲屋むげん堂　本陣など、若者に人気のお店や、ラーメン好きが集まるラーメン横丁など魅力的なお店がいっぱいです。
特に夜は居酒屋などの飲食店が開店して活気を呈しており、何でもありの混沌とした雰囲気をみうらじゅんさんは、日本のインドと表現しています。

交通アクセスも抜群です。
特に新宿には6分程度で到着。
そのほかのエリアも中央線ならではの利便性を誇り、乗り換えなしで代々木や御茶ノ水、高田馬場などに直接アクセスできます。
乗り換えが必要となりますが、渋谷や池袋にもわずか15分程度でアクセス可能。
通勤・通学、遊びに出かけるのにも便利です。

治安は良好

若者に人気の高円寺ですが、その歴史は古く、江戸時代の初め頃までは小沢村といいました。
徳川家の三代将軍の家光公が鷹狩に小沢村に訪れ、宿鳳山高円寺で休憩したところ、高円寺の住職は将軍を特別扱いせず、一般の庶民と同様にもてなしました。
このことを将軍はとても喜び、以降、鷹狩の際に何度も訪れるようになったそうです。
そして小沢村から高円寺村へと、名前が変えられたといいます。
将軍様であっても、一般の人であっても分け隔てなく接する人間味のある風土が、今も息づいているのではないでしょうか。

治安も良好です。
高円寺は居酒屋などの飲食店が多く、夜も活気にあふれています。
商店街などは夜も明るいですから、それほど怖い思いをせずに歩けるでしょう。

もともと杉並区は治安のいい街として知られており、高円寺も治安は悪くありません。
警察のパトロールカーも定期的に、街を見回っているので安心です。
ただ、自転車の盗難が多いので、カギの欠け忘れなどに注意しましょう。

おしゃれな店が多く、交通アクセスも買い物にも便利な高円寺。
都内で暮らすのにおすすめのエリアです。
若者の街の印象がありますが、公園や保育園、幼稚園なども充実しており、子育て世代にも暮らしやすい街です。